bmobile SIM U300の6か月パックが切れたので、通信費を再考しまみた。
■前提
従来の携帯電話(以下ケータイ)とスマートフォン(以下スマホ 使用機種:Xperia)の2台持ちを前提としています。音声通話やメールや日本固有のサービスおよび機能(おサイフケータイやワンセグ)を切り捨てずにスマートフォンを使い始められるのが主だったメリットなわけですが、料金面でモバイル通信の大きなウェイトを占めるパケット通信料を切り離して自由に乗り換えられるというメリットがあります。
そこで今回は、2台目のスマホ向けに通話無しのデータ通信についてあれこれ考えてみます。
ケータイの維持費(例)
・FOMAタイプシンプルバリュー
372円(ひとりでも割50・タイプシンプル学割適用)
無料通話分なし
メール使い放題
・iモード基本料
315円
・ユニバーサルサービス料
8円
合計…695円+通話通信料
これは僕の例ですが、タイプシンプル学割は新規に申し込むことはできません。
【選択肢①】 FOMAパケホーダイ・ダブル(参考例)
・タイプSSバリュー
980円(ファミ割MAX50/ひとりでも割適用)
無料通話分1,050円分
・SPモード
315円
・パケ・ホーダイ ダブル
5,985円
・ユニバーサルサービス料
8円
合計…7,288円+通話料超過分
1台運用とした場合の料金例です。
【選択肢②】FOMAデータ通信
・通信ネットワーク
ドコモFOMA(2GHz/800MHz)
・通信スピード
下り最大7.2Mbps
・維持費
月換算使用料5,748円(2年縛り)
2年間維持:登録\3,150+端末\0+\4,410×12+\5,985×12+IIJmioモバイルアクセス/3G\420×24=\137,970
定額データプラン スタンダード
定額データスタンダード割適用
割引キャンペーン適用
・レビュー
そろそろXiサービスも開始されるので、今から2年縛りは考えもの。
【選択肢③】bmobileSIM U300
・通信ネットワーク
ドコモFOMA(2GHz/800MHz)
・通信スピード
上下最大300kbpsのベストエフォート
・維持費
月換算使用料2,483円(6か月縛り)
6か月維持費:bマーケット価格14,900円
・レビュー
料金前払いのプリペイドサービスで、事務手数料などもありません。上記の価格は公式通販での価格なので、Amazonやビックカメラ等の取扱店で購入すると、もう少し安くなります。
問題は通信速度で、bmobile独自の帯域制限がかかっていて基本的に300kbps以上は出ません。また、最近ユーザが増えたためか300kbpsの公称値近く出るのは深夜と土日祝。平日昼間はだいたい100kbps台、特にお昼時がスピード低下のピークなようです。細かい事書くと、bmobile側の帯域制限はあんまり精度が良くない気がします。Pingが異常上昇したりね。
低コストで縛り期間も短いため、使い方を限定すればお勧めのサービスです。
また、開通手続きに音声通話可能なケータイやPHSが必要となります。
【選択肢④】MiFi SIM
・通信ネットワーク
ドコモFOMA(2GHz/800MHz)
・通信スピード
下り最大7.2Mbps
・維持費
月換算使用料4,340円(1年縛り)
1年間維持費:初期費用\3,675+送料\525+月額3,990×12=\52,080
・レビュー
今回僕が乗り換えたサービスです。U300とは違って量販店等での取り扱いはなく、直販サイトでクレジット決済のみでの受付となっています。また、申し込みから到着まで1~2週間程度かかります。
まだ数日しか使っていませんが、条件が良ければ2,3Mbps程度を期待できるようで、かなり快適になりました。U300を半年使って耐えられなくなってきたので、値段が倍でも満足してます。
たぶんU300と比較される事が多いでしょうから思ったことを色々書いておきます。U300は、知られているようにドコモから回線を帯域買いして自社の提供サービスに合わせて帯域制限を掛けたり付加価値をつけたりしています。したがって、ドコモから買っている帯域に対してU300ユーザが増えた場合、スピードが低下する事が考えられます(現に低下しています)。一方で、MiFi SIMは接続情報や割り当てIPを見る限り自社設備じゃないっぽいよーな。一口にMVNOといっても、接続の深度が違うんでしょうね。あと、公式で通信制限を明言されている動画ストリーミングサービス、VoIP等ですが、何故か見れたしSkypeも通話できました。一時的なモノかはわかりませんが、乱用しない方がよさそうです。
以上はドコモのネットワークを使ったサービスです。他のサービスについても近いうちに書きます。